震度7を想定した総合防災訓練を実施しました

2025年9月12日、職員約40名が参加し、大規模地震を想定した総合防災訓練を実施いたしました。患者様とご家族の皆様に、安心して当院をご利用いただくため、日頃からの備えについてご報告いたします。

訓練の内容

震度7程度の大地震が発生し、建物の一部が通行できなくなったという想定で、以下の訓練を行いました。

  • ・地震発生時の初期対応(シェイクアウト訓練)
  • ・院内の被害状況確認と本部への報告
  • ・患者様の安全な避難誘導
  • ・応急救護・トリアージ(治療の優先順位づけ)
  • ・避難所の設営と運営
  • ・災害対策本部の設置

訓練で確認できたこと

患者様の安全確保を最優先に

災害対策本部では、ホワイトボードを使って院内の状況を一目で把握できる体制を整えました。避難誘導は病棟スタッフが迅速に開始し、救護班との連携もスムーズに行うことができました。

ご家族や来院者の皆様への対応

患者様のご家族や業者の方など、職員以外の方のための緊急避難所を1階に設置し、皆様の安全確保と所在確認を行う体制を確認しました。

見えてきた課題と改善

訓練を通じて、多くの改善点も明らかになりました。

  • ・実際の災害時には、マニュアル通りに動けない状況も想定されます
  • ・避難中のご家族が患者様と離れることへの不安にどう対応するか
  • ・緊急時の情報伝達をより迅速に行う方法

特に「実際の災害時に迅速に対応できる体制づくり」については、マニュアル通りに動けない状況も想定し、現場判断で患者様を守れる訓練が必要です。情報伝達の迅速化や、救護班の人員体制なども改善を進めます。

当院の防災への取り組み

当院では、年に6回以上の防災訓練を実施しております。今回の訓練後も、スタッフから多くの改善提案が出され、より実践的な訓練内容への見直しを進めています。

いつ起こるかわからない大規模災害に備え、患者様とご家族の皆様の安全を守るため、これからも訓練を重ね、準備を怠らないよう努めてまいります。

患者様・ご家族の皆様へ

災害時には、職員の指示に従って落ち着いて行動していただくことが大切です。ご来院の際に非常口の位置をご確認いただけますと幸いです。

ご不明な点やご心配なことがございましたら、いつでもスタッフにお声がけください。

皆様に安心して療養していただける環境づくりに、

これからも努めてまいります。