病院長あいさつ

当院は、慢性期疾患や障がいをお持ちの方、ご自宅での療養が難しくなられた方々をお迎えし、医療と看護を提供する病院です。
急性期治療後の患者様の受け入れや、ご家族の介護負担を軽減するための入院(レスパイト入院)にも対応し、幅広いニーズにお応えしております。
医師・看護師をはじめとする多職種が連携し、日々の体調管理から生活支援、そして人生の最終段階におけるケアまで、切れ目のない医療の提供に努めております。
地域とともに歩んだ50年
当院は開院以来50年、地域の皆様とともに歩んでまいりました。
多くの患者様の人生に寄り添い、日々の療養から人生の最終段階に至るまでの時間を見守り続けてこられましたのは、地域の皆様の信頼と支えの賜物であり、心より感謝申し上げます。
医師としての原点
私はこれまで、糖尿病・内分泌代謝を中心に、外来診療を通じて患者様と長く関わる医療に携わってまいりました。
生活の工夫や季節の変化、ご家族のことなどを語り合いながら、患者様とともに時間を重ねてきた経験は、私の医師としての原点です。
しかし、年齢を重ねる中で通院が難しくなり、入退院を繰り返される患者様を見送るたびに、
「元気なときは自分が診て、支えが必要になったときには別の医師に委ねる」という現実に、
どこか割り切れない思いを抱いておりました。
そのような折、ご家族から「父は先生に診てもらえると安心するんです。できれば最後までお願いしたかった」
とお言葉をいただいたことがあります。
この言葉は、今も私の胸に深く残っています。
その思いこそが、私が当院で働くことを決めた理由であり、今も変わらぬ信念です。
家族のように寄り添う医療
当院には、長い歴史の中で育まれてきた「患者様を家族の一員のように迎え入れる」温かな文化があります。
職員同士が支え合いながら、患者様の小さな変化にも目を配り、安心して過ごしていただける環境が自然と根づいています。
私たちが目指すのは、「家族のように寄り添う医療」です。
ご自宅では難しい医療を提供しながらも、ここにいてよかったと感じていただける安心感と温かさを大切にしてまいります。
人生の終盤には、身体的な苦痛と向き合う場面もあります。
そのような中でも、心の安らぎや、自分が大切にされていると感じられる時間は、何よりもかけがえのないものです。
私たちは、その時間をともに支える存在でありたいと考えています。
職員とともに
そして、この医療を支えているのは、日々患者様に寄り添い続ける職員一人ひとりです。
院長として、職員が安心して働ける環境を整え、その力を最大限に発揮できる組織づくりに努めてまいります。
職員の温かさは、必ず患者様やご家族の安心につながると信じています。
これからも地域に根ざし、患者様とご家族の人生に寄り添いながら、安心して日々を過ごしていただける病院として歩み続けてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人社団水野会 平塚十全病院
病院長 鈴木 達郎



